会計年度任用職員って実はおいしい仕事でしょ?
楽な仕事な上に待遇も良くてずるいよね。
こんな疑問にお答えします。
会計年度任用職員の仕事って楽そうに見える。難しい仕事は無さそうだし、ぼ~っとしているだけでお金が貰えると思われているようです。
この記事では会計年度としては3年半、臨時職員時代を含めれば10年弱役所で勤務していた私が本当に会計年度任用職員はおいしい仕事なのか?実体験をお伝えしています。
この記事を読めば役所勤めの会計年度任用職員の仕事が本当においしい仕事なのか知ることが出来ます。
会計年度任用職員がおいしいと思われている理由
それは待遇面にあります。
調べればすぐに分かりますが、会計年度任用職員はボーナスが年に2回あります。
しかも残業をさせない部署がほとんど。基本的に土日祝日が休みなのでプライベート時間を確保しやすいと言えます。
半年間まともに勤務してれば10日有休もつくしね。
パートタイム会計年度任用職員に限っては副業も可能なのでおいしいと言われてしまうのでしょう。
非正規でも公務員を名乗れるので親、親戚に伝えても恥ずかしくない職業です。
民間企業のパートアルバイトと比べれば好待遇なのでおいしいと思われています。
会計年度任用職員から正規公務員として採用されるのか
結論から言うと可能性はあります。あくまでも可能性です。
これは私の配属先が役所勤務であり、他部署の職員さん(人事担当)と顔を合わせる機会が多かったせいもあるかと思います。
身近に20代の若い男の子が会計年度任用職員から正規公務員になっているケースを見ています。
会計年度任用職員さんは私のような役所配属から博物館や図書館、学校の用務員など配属先が様々です。
あくまでも仕事ぶりをアピールできる環境であれば可能性があることをお伝えしましょう。
必ずしも採用されるわけではないので、誤解なきようお願いします。
会計年度任用職員はずるい?
本当に会計年度任用職員はずるいと思われているのでしょうか?
調べてみたところ「ずるい」と思っているのは正規公務員試験に落ちた人たちが大半の様です。
確かに0から試験を受ける人たちと知り合いがいる会計年度任用職員であれば有利なんじゃないか?とずるい!と羨ましく思う気持ちも理解できます。
加えて先述した待遇面もネット上でずるいと言われてしまう要因になっています。
ここまで巷で言われている会計年度任用職員の良い側面だけをお話しました。
さて会計年度任用職員は本当においしい、ずるい仕事なんでしょうか?
それでは次項で私が実際に会計年度として勤務した実体験をお伝えします。
会計年度任用職員は本当においしい仕事なの?
結論から申し上げると世の中そんなに甘くはないです。
詳しくお話していきます。
お給料が安い。
とにかくお給料が安いです。どんなに働いて役に立っても手抜きをしても同じお給料です。
もちろん会計年度任用職員、非正規であるため公務員試験を受けなければ出世の道はありません。
仕事内容は正規公務員と同等、もしくはそれ以上
仕事内容はほぼ正規公務員と同じです。そして正規職員の人は大体三年に一回のサイクルで異動します。
民間では無いと思いますが、会計年度(バイト)以外の全員が異動なんて話も珍しくなかったです。
ですので、配属一年しかも非正規で何故かわたし一人で仕事を教える立場になったこともありました。
人事担当部署の偉い人が融通きかない人だとこうなる。
あとは一緒に働く正規職員さんがハズレだった場合、地獄です。
ハズレ職員の仕事を肩代わりするのは勿論、尻ぬぐいもやらされます。
一緒に仕事をカバーするまともな正規職員さんもいますが、民間で即クビになるような人間のフォローなので追い付かないんですよ。
公務員試験さえ受かってしまえば役所内で非常識横行しても簡単にクビにされないですからね。
したがって非正規であっても正規公務員と仕事内容はほぼ変わりません。
任期があるので使い捨てにされる可能性がある
会計年度任用職員は3年または5年ごとに任期があります。
どんなに職場に貢献して専門性の高い技術・知識があったとしても切られる時は切られます。
必ず再雇用してもらえる保証はないため、使い捨てにされる可能性も充分にあります。
まとめ:会計年度任用職員はおいしい?
おいしい仕事と思われている会計年度任用職員。世の中そんなおいしい話は転がっていません。
会計年度任用職員のお給料は安いのに、ほぼ正規公務員と同じ仕事内容。役所配属の場合、仕事ができない人間が民間の比ではないです。最悪、正規以上に仕事を任せられます。
そのうえ、仕事を頑張ったとしても任期が決まっていて再雇用してもらえる保証はありません。
いくら待遇が良かったとしても会計年度任用職員として働き続けるのは将来性がないです。
スキルも身につかない為、次の仕事を探す際に苦労することでしょう。
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